徳島県三好市は徳島県の西部に位置し、市内には吉野川が雄大に流れ、市の90％近くが山地という自然豊かな場所にあります。西日本第二の高峰・剣山は登山や、冬場にはスキーを楽しむことができます。また、最近では世界有数のラフティングスポットとして注目されています。

観光スポット満載の三好市でおススメの場所が、「祖谷のかずら橋」です。かずら橋とは、葛類などの植物を使ってかけられた原始的な橋。この三好市にある「祖谷のかずら橋」は、日本三大奇橋の一つで、国指定重要有形民俗文化財にも指定されています。昔は断崖を通らなければたどり着けない秘境でしたが、近年は交通が整備されたので車や観光バスでも訪れることができるようになりました。橋はつる性の植物「シラクチカズラ」で作られており、5トンもの重さがあります。橋は安全面から3年に一度架け替えが行われています。橋板は細い木を「シラクチカズラ」で作られた縄で固定して作られているので、足元には下を流れる川が見えてスリル満点。歩くたびに揺れて、ギシギシと音を立てるつり橋を渡るのにはちょっと勇気が必要かもしれません。ただ、周囲は深い緑に包まれていて、春には藤、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の絶景を見せてくれます。毎晩19時～21時の間にライトアップがされ、暗闇に浮かび上がる幻想的な橋を楽しむことができます。2012年にはトリップアドバイザーの「世界の徒歩吊り橋10選」に選ばれたこともある秘境の絶景は一度訪れてみたい場所です。