高知県にある四万十川は「日本最後の清流」とも言われ、「名水百選」や「日本の秘境100選」にも選ばれている全長196kmで、四国最大の河川です。現在でも「鮎の火振り漁」や、ウナギ、エビの「柴づけ漁」など、伝統的な漁法が息づいており、四万十川の自然と調和する特有の景観が「重要文化的景観」にも選定されています。
四万十川で特徴的なのが、支流も含めると47つもある「沈下橋」。沈下橋とは、増水時に川に沈むように作られている欄干の無い橋のことで、今でも住民の生活道として使われていると共に、四万十川らしい風景として思い浮かべられる風景のひとつとなっています。中でも四万十川中流にある「岩間沈下橋」は、写真やポスターなどでよく使われている沈下橋です。両脇の山々の間に架かる沈下橋は、どこかノスタルジックな風景で郷愁を誘います。
四万十川では、アウトドアレジャーを体験するのもおススメです。中でも初心者から、上級者まで楽しめるレジャーがカヌーです。様々な体験プランが用意されており、子供から大人まで世代を問わずに四万十川を満喫することができます。 スリルを味わいたい方におススメなのが「ラフティング」。雄大な自然の中をのんびりとゴムボートで下っているかと思えば、突然現れる急流スポットではドキドキの体験が味わえます。また川岸などから川へ飛び込めば、日ごろのストレス発散ができる爽快感を味わうこともできます。 もっとゆっくり四万十川の自然を満喫したいという方には、やっぱり「遊覧船」がおススメです。定時に運行するものから、貸切船、四万十川の伝統の漁を間近で見学できるものなど、様々なタイプの遊覧船がありますので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
そんな魅力溢れる四万十川の中域、高知県、四万十町十和地区にあるのが、道の駅「四万十とおわ」です。高知自動車道 四万十町中央ICから約60分のところにあります。道の駅「四万十とおわ」は、“四万十川流域で採れたものを、自分たちで売る”を原点に「紅茶巻き」「しまんと地栗」オリジナル商品を販売しています。また「とおわ食堂」では、四万十川の天然鮎や、四万十川の清流で育ったうなぎを味わうことができます。自然の恵みを満喫できる道の駅にぜひお立ち寄りください。