徳島県にある「轟の滝」は、「日本の滝100選」にも選ばれている名瀑です。知られざる清流、海部川上流の渓谷にあるこの滝は、落差58mもあり四国一の大滝といわれています。真っ直ぐに反り立つ岸壁から豪快に水が流れ落ちる雄大な滝です。また、海部川の周辺には、「二重の滝」、「横見の滝」などの主要な9つの滝と、さらに大小様々な趣のあるたくさんの滝があり、それらを総称して「轟九十九滝」と呼ばれています。遊歩道も整備されており、最下部にある本滝の「轟の滝」から、最上部の鍋割りの滝まで片道約1時間半~2時間の散策で、バラエティに富んだ滝を楽しむことできます。
「轟の滝」から海岸沿いの道を通って、車で約1時間半のところにある徳島県美波町に「日和佐うみがめ博物館「カレッタ」」があります。大浜海岸のすぐ目の前にある、世界的に見ても珍しいウミガメの博物館です。「カレッタ」とは、日和佐に産卵のためにやってくるウミガメの学名で、この博物館はその名前の通りウミガメについて学べる施設になっています。館内には、世界のウミガメの剥製や、カメの進化の過程、ウミガメの産卵についてなどが分かりやすく展示されています。「子ガメの水槽」では、生まれたて0歳~3歳までの子ガメが公開されており、成長した親ガメとの大きさの違いを実感してください。また、館内では土日や祝日、夏休みなどにはイベントも開催されており、「エサやり体験」や「子ガメとのふれあい体験」などが行われています。子供から大人までウミガメについて楽しく体験しながら、知識を深めることができます。
そんな徳島県の南部に位置する、美波町は2009年放送のNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台となっている土地です。この美波町の国道55号沿いにある道の駅「日和佐」は、四国霊場88ヶ所の23番札所の「薬王寺」の近くにあります。道の駅内にある「足湯館」では、約20人ほどが一度に利用できる無料の足湯があり、旅人の疲れを足元から暖かく癒してくれます。また、「物産館」ではレンタルサイクルも取り扱っていますので、車を駐車したまま気持ちよくサイクリングを楽しむことができます。観光の拠点や旅の休憩にぜひ道の駅にお立ち寄り下さい。