岡山県の北部に位置する鏡野町は緑豊かな地域で、冬はスキー、夏はキャンプとアウトドアレジャーを満喫できる観光スポットが点在する街です。中でも岡山県の最北端に近いところにある「岩井滝」は、深い森に囲まれた幻想的な空間にある滝で、滝の上部にある岩盤から流れ落ちる水を滝の裏側から見ることのできる“裏見の滝”です。滝の大きさは高さが約10m、幅が6mと、大きなものではありませんが、滝裏の岩窟からは、神秘的でとても美しい自然の風景を見ることができます。
そして、冬になると滝が凍り、圧巻の氷瀑が姿を現します。さらに、この水を21日間飲み続けて、7月10日に子供を授かったという伝説が伝わることから、「子宝の水」とも呼ばれています。この伝説から毎年7月10日を「岩井滝まつりの日」となっており、今では遠方から水を汲みに訪れる方も多くなっています。
美しい自然の風景を堪能した後は、農村リゾート「うたたねの里」の「いっぷく亭」でお腹を満たしましょう。「いっぷく亭」は、かやぶき屋根の小さなレストランで、地元の食材をふんだんに使った郷土料理を楽しむことができます。季節の食材を使った「天ぷら」や「山菜の煮付け」「やまめの塩焼き」、特に「たんご汁」は一番人気です。
「うたたねの里」には「いっぷく亭」の他にも、動植物の観察ができる遊歩道や、湿原や渓流魚を観察できる川など自然を生かした公園があります。田舎のキレイな空気の中で体に優しい懐かしい食事をとって、心も体もリフレッシュすることができます。また、こちらの「いっぷく亭」の営業期間は4月中旬～11月下旬の期間限定となっていますのでご注意ください。
そんな自然の魅力溢れる鏡野町にある、道の駅「奥津温泉」は中国自動車道 院庄ICから約25分ほどのところにある道の駅です。道の駅内のおばあちゃんの味「温泉亭」は、TVにも取り上げられ並んでも食べたい食事処です。地元のおばあちゃんたちが地元産の野菜を使い、心を込めて作る田舎料理が魅力で、囲炉裏に掛けられた暖かいお味噌汁の周りに料理が並べられており、バイキング形式で好きなものをチョイスすることができます。「ふるさと物産館」には、特産姫唐辛子で作った話題の調味料「辛美人」シリーズなど、ここならではの品物も充実しています。ご休憩の際にはぜひお立ち寄りください。