どーもーハナザワでーす。
きゅうりのキューちゃんって久しぶりに食べたらおいしいね、あれ!リピ決定です。
さて。このブログを読んでる人の中には移住検討者をはじめ、全国の地域おこし協力隊の方や地方で新たにビジネスを始めたい人なんかもいるんじゃないかと思います。
地方の活性化でよくやられるのが特産品づくりだったりしますよね。ほら、ジャムや缶詰、焼き菓子、新メニュー開発…などなど。
しかーし、作る場所がなかったり自宅キッチンでは料理教室するには狭すぎたり…そんな問題を解決してくれるのがここ、道の駅保田小学校 “家庭科室” 。
さー、一緒に設備を見ていきましょう。
そもそも保田小学校って?
その名の通り、小学校。なんですが、2014年に廃校した小学校を利用して2015年12月、あらたに”道の駅 保田小学校” として生まれ変わりました。
実際にこちらの道の駅、レストランの名前が「3年B組」とユニークだったり、至る所に跳び箱や平均台、小学生のころに誰もがお世話になったアイテムがちりばめられていたり”卒業生”が働いてたりと、小学校をまるまる感じることができる仕掛けがたくさんあるんです。
※週末は激混みなので平日がおすすめ。
家庭科室はどこにある?
さてそんな家庭科室、保田小学校一階の一番端っこにございます。
入口はこんな感じ。ガラス張りのおしゃれな建物。
外観はこんな感じ。ヨーロッパのカフェみたいに見えなくもない。
家庭科室からの眺めも最高。まるで別荘。リゾート気分です。
絶景を眺めながらのお料理って贅沢ですのお~。
設備紹介
さあ、うっとりするのはまだ早い。ここからが本番です。中の設備をご案内しましょう。
いらっしゃいませ~。
衛生面ばっちりです。スリッパはカフェ風。車いす用のスロープもありバリアフリー対応です。
見てーこのカラフルなキッチン!気持ちも明るくなりますね~。料理もおいしくできる気がしてくるでしょ!
テーブルごとに色がみんなちがうのだ。各テーブル定員は4名。以下の4台プラス講師用の台もあるので全体の定員はマックス20人くらいでしょうか。簡易椅子も数は充分にあります。
オーブンの数もいうことなし。コンロは最新のIHでございます。
↓ご家庭ではなかなかお目にかかる機会が少ない機材たちも揃っております。
順にご説明しましょう。
左上:ブレンダー(ミキサー)
野菜や果物などを砕いたりかき混ぜるもの。業務用の高出力でピューレやスムージー等も簡単に作ることが可能。
流行りのスムージー。これ、自宅にほしいですね~。
右上:真空包装機(業務用)
食材や加工品などを真空包装し、保存します。汁物や高温(85℃以下)のものも包装できます。
おそらくイメージで言ったら、かまぼことか干物が保管されてるあんな感じかしら。
左下:ジューサー
野菜や果物を絞る業務用ジューサーです。強力な刃と回転力により、短時間で新鮮、滑らかなジュースを作ることが可能。
新鮮なオレンジジュースなんてこれで作ったらすこぶる美味しそうですね~。
右下:野菜乾燥機
食材を乾燥し、加工品や保存に活用する機械。温度と時間の設定を変えることで、ドライからセミドライまで乾燥度合いを変えられます。
中をあけると7段のトレーがセットしてありここに乾燥させたいものを乗せて半日~1日乾燥させます。葉物野菜など水分の巣少ないものなら数時間で乾燥が可能ですが、私の大好きなドライトマトなど水分の多いものに関しては丸一日かかってしまうこともあるそう。
↓業務用サイズの冷蔵庫に、ん?これらは何?
右上:プレス式イカ焼き機(業務用)。上下から熱した鉄板でプレスすることで挟んだ食材や生地を薄く焼き上げます。イカの姿をそのままいかしたイカ焼きや煎餅などが簡単に作れます。
ハナザワの正直な感想…
これ、必要すか?(笑)使う人かなり限定されそうです。まずはイカを海で釣ってくるところからだな…。
右下:スチームコンベクションオーブン
熱風とスチームで、焼く、煮る、炊く、炒める、揚げる、茹でる、蒸す、温める加工ができる万能加熱調理器です。
もはや万能すぎて結局何を作るための機械なのか私には理解できませんでした。
IH対応のキッチン道具もそろっております。食器も充分にあることにはあるのですが、偏りがありますね。和食器多めです。グラタン皿や耐熱の透明な食器などおしゃれなものもチラチラ見かけましたが、ティーソーサー&カップや洒落た洋食器等は数が少なかったです。
カトラリーもどこまでそろえてるかは謎。
↓こちら壁一枚向こう側は加工室。家庭科室よりも一段格上の設備が整っております。こちらも通常利用料金で利用が可能。
家庭科室を使った実例紹介
家庭科室で行われた興味深いワークショップをいくつかご紹介。
※既に終了されてます。
講師の方のお名前は個人情報の為伏せさせていただきました。
はい、まずいっこめ。
しっとりふわふわのシフォンケーキ。シフォンケーキって自分で作るとここまで上手に膨らませるのが難しそうですが、先生がついていてくれればなんか膨らみそうな気がする!
はい次。
干物体験もできちゃうんですね~。体験教室では調味料につけるところまでを行うそうです。おうちで干してる期間も楽しめそうですね~。自分で干したのってまた格別なんだろーなあ。
はい次。
これまたレアな体験教室。ソーセージってなかなか自分で作るチャンスもないよね。この教室大人気だったって噂も耳にしましたよ。しかもソーセージ作りだけじゃない。自分で作ったソーセージでサンドウィッチ、ポトフ、サラダって豪華なメニュー!作ってその場で食べられるって幸せ~。
はい次。
シフォンケーキと同じ講師のかた。やっぱりお菓子作りって魅力的。お菓子って分量命でしょ。私みたいにおおざっぱな人間は家にまず計りすらないから。
あと変わり種ではこんな教室も開催されておりました。
これは私も参加したことがあります。その過去記事もよかったら見てみて下され。
本やネットで今レシピとかいくらでも見れるけど、体験教室のいいところは、ライブ感だよね、うん、これに限る。
パンフレットを発見しました。
料金の詳細を以下にまとめてみましょう。
・一人で利用
500円/時間 (町内在住の方)
1000円/時間 (町外の方)
・二人以上で利用
1000円 (利用者の半数以上が町民の場)
2000円 (町外の方)
※野菜乾燥機・熱風消毒乾燥機利用の場合
50円/時間(※町内・町外問わず)
※催事手数料:会費や参加費、体験料などが生じた場合
・総額の10%を納付 (町内在住の方)
・総額の15%を納付 (町外の方)
といった感じでございます。町外の方は申し訳ないのですがどうしても金額が上がってしまいますが、それでも都心でこの規模の調理場を借りるのと比較したら破格ではないでしょうか?
注意点
さーこれだけはご注意いただきたいのですが、これだけの設備が整って、真空パックまでできる!ここで商品を作って販売だー!
はーい。それブッブーーー。
残念ながら家庭科室で作ったものを販売することはできないのです。それは保健所の許可が2018年現在、取れてないためでございます。ただし、商品開発の試作づくりは可能。(販売目的でないものに限る。)それから料理教室の開催も問題ないとのこと。(作った料理はその場で食べることが条件で、お持ち帰りはNG)
食品関係のルールって、ここだけでなく日本中どこ行ってもこういった厳しいルールがあるんですって。まあその厳しいルールがあるおかげで私たち消費者は守られてるわけなんですがね~。
というわけなので、上記赤字の3点は利用の際、どうぞお気を付けください。
まとめ
いかがでしたか?保田小家庭科室。清潔でおしゃれな施設に魅力的で一部よくわからない機械もたくさんありましたね!これだけの設備が整っていればお料理教室であれば広々開催できますし、インスタ映えも間違いないですね~。食品の加工も機械を上手く利用すれば他社と差がつけられそうです。
気になった方はどうぞ道の駅保田小学校までお問い合わせくださいませ。
利用時間
9:00-17:00
お問い合わせ先電話番号
0470(29)5531