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滋賀

味覚と視覚。2つで楽しむ琵琶湖

日本最大の湖、琵琶湖。そこに暮らす生き物といえば、多くの人が思い浮かべるのは」「ブラックバス」かもしれません。実際この外来種は、琵琶湖の問題の一つになっているとたびたび報道されます。しかしそこには、その大きさもあって、実に多くの生き物が暮らしています。そんな生き物たちを視覚で、味覚で、存分に楽しめる道の駅がここ、「湖北みずどりステーション」です。

1階にあるのは、座敷、テーブル席の両方を用意する「レストラン水鳥」や、地元の食材を使った惣菜などを販売する特産品コーナー。この「レストラン水鳥」では、琵琶湖のすぐそばにある駅ならではの食材が楽しめます。

琵琶湖だけ!幻のマス

マスといえば、塩焼きなど、食用としてもなじみのあるサケ科の魚。「マス寿司」として、火を入れずに食されることもあり、これもまた美味ですが、塩漬けなど調理法ゆえの独特の風味と、「身は薄く切られている」というイメージもまたあるのではないでしょうか。

レストラン水鳥で楽しめるここならではの味の一つが、世界中で琵琶湖にのみ生息するという貴重な「ビワマス」。これを握り寿司のネタに使用したメニューも並びます。その一つが「ビワマスにゅう麺定食」(写真)

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ビワマスの寿司4貫と、てんぷらの盛り合わせ、にゅう麺といったボリュームたっぷりの内容です。売りはやはり何といってもビワマス。サケ科だけあってオレンジ色の身をしており、見た目はさながらサーモンの寿司のよう。ですが味は強いうまみを持ちながらも非常にあっさりしていて、サーモンというよりも鯛に近い感じ。ネタは厚く切られていますが、箸がサクサク進みます。記者個人としては、ビワマスの寿司はかなりのヒットでした。

他にもすき焼きに似た郷土料理「うなぎのじゅんじゅん」など、なかなか味わえない料理がたくさん。サイクリングコースとしても有名な琵琶湖。途中で一息、腹ごしらえにもおすすめです。

徒歩1分、迫力の水鳥ウォッチング

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駅の目の前(というより横)、歩いてすぐのところにあるのが「湖北野鳥センター」。琵琶湖はラムサール条約で保護されている湿地のひとつであり、季節によって種類は変わるものの、コハクチョウ、オオヒシクイなどをはじめたくさんの水鳥がここにやってきます。

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http://mimomaron.blog.fc2.com/blog-entry-2687.html 写真はコハクチョウ

望遠鏡や双眼鏡を使い、それらのバードウォッチングが楽しめるのがここ。使い慣れていなくとも、スタッフの方が調整してくれているので、ピント合わせの手間などなしに、ただ純粋に楽しめます。「鵜呑み(うのみ)にする」の慣用句で有名な鵜も、琵琶湖に住む水鳥の一つで、たくさんの個体を観察できます。バードウォッチング初心者で、あまり期待していなかった記者も、テレビ越しにしか見たことのない鵜が、長いのどを震わす姿や、鴨の群れがかわいらしく泳ぐ姿などに思わず夢中になってしまいました。

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http://grubs.at.webry.info/201201/article_3.html 写真は川鵜の群れ

他にも、「ギギ」「ナマズ」など、館内では琵琶湖で暮らすたくさんの水生動物が展示され、また鳥のはく製などを見ることもできます。大きな施設ではないですが、思わず童心に戻ってしまう魅力が確かにここに。一度足を運んでみる価値ありです。