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長崎

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出典:http://matome.naver.jp/
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軍艦島といえば、2015年に世界遺産に登録された場所です。以前は廃墟マニアに有名な地でしたが、世界遺産の登録によって多くの人の注目を集めています。 実は軍艦島というのは俗称で、正式には「端島(はしま)」という長崎港からおよそ19km離れた場所にあり、現在は長崎市に属します。 軍艦島は1810年に島で石炭が発見されたことから始まります。そこから80年を経過した頃から、島では本格的な石炭の発掘がスタートしました。島で採れる石炭はとても良質で、日本の近代化を支えてきました。最盛期には周囲1.2kmの小さな島の中に5000人以上が住み、人口密度は東京の9倍以上にもなったと言われています。学校や病院、商店などが揃い島の中で生活が全てまかなえる状況でした。そんな繁栄と賑わいを見せた島も1974年の閉山に伴い島は無人島となりましたが、島には人々が生活した建物や家電などの生活の名残が残されたままでした。 それから長い間、島は一般の立ち入りが禁止されていましたが、2009年に一般の人の上陸が可能になりました。ただ、個人での上陸は認められていないので必ずツアーに参加しての上陸となっています。島は1974年に閉山された当時のままの状態で、家電や生活雑貨がそのまま残されており、時の流れを感じずにはいられません。島全体に漂う虚無感は廃墟マニアにはたまらない雰囲気ではないでしょうか。

出津教会
出典:http://www.at-nagasaki.jp/spot/61043/

長崎といえばキリスト教と縁の深い土地ですが、その中でも国の重要文化財に指定されている「出津教会」は、ユネスコの世界遺産暫定リストにも登録された教会です。1882年にド・ロ神父が自ら設計し建築された教会で、この地域は強い海風が吹くため、その強風に耐えられるように屋根を低くした木造の平屋作りです。壁は白い漆喰が塗られており、緑の中に浮かび上がる美しい佇まいです。毎朝・夕には、ド・ロ神父がフランスから取り寄せたという鐘が、美しい鐘の音を響かせます。さだまさし氏原作の映画「解夏」の撮影が行われたことでも有名になりました。教会を見学する際には、「長崎の教会群インフォメーションセンター」への事前連絡が必要となっていますのでご注意ください。

夕陽が丘そとめ
出典:http://sugar-road.net/nagasaki/2998/

そんな長崎県長崎市にあるのが「道の駅 夕陽が丘そとめ」です。長崎市内にある唯一の道の駅で、角力灘を見下ろした地に立つ道の駅からは、夕日の眺めが長崎屈指の美しさといわれています。晴れた日には五島列島を見ることのできる絶好のビュースポットです。道の駅内にあるレストランでは、絶景の夕日を眺めながらのディナーが楽しめます。ランチタイムはバイキング形式で地元の食材を使った家庭的な料理を楽しむことができます。 旅の途中の休憩やお食事の際にぜひ「道の駅 夕陽が丘そとめ」にお立ち寄りください。