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新潟

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「住みます芸人」のテーマである「地域振興」を語るにあたり、近年外せないのが「道の駅」。トイレと駐車場があるだけの「休憩スペース」ではなく、地元で取れた特産品を扱う「地域のスーパーマーケット」だったり、観光客のためのインフォメーションセンターだったり、災害時には防災の拠点になったりと、様々な役割を果たしながら地域に貢献しているのです。

今回、農業で住みます芸人(詳しくは前号参照)のチカコホンマさんと、指南役のガレッジセール・川田さんが訪れたのは、新潟県長岡市にある「道の駅・良寛の里 わしま」。名前の由来である「良寛和尚」は、江戸時代を生き、優れた和歌や俳句を多く残したことで知られる、地元では有名な存在です。名前から受ける印象そのままに、この道の駅は、歴史を感じさせる和の趣が特徴で、良寛和尚の詠んだ歌やゆかりの書などを展示する「良寛の里美術館」を併設しています。

また、天保3年(1832年)に建てられた古民家を利用した「地域交流センター もてなし家」では、昔懐かしい「だんご汁」や「良寛むすび」などの郷土料理を楽しむことができます。もちろん駅内には特産品を集めた物産コーナー、農作物を販売する地産地消コーナーも備えています。

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これまで、新潟の「米」「酒」を堪能してきた二人が今回選んだのは「ソフトクリーム」。新潟県内では長岡市和島地域でのみ飼育されている「ガンジー牛」の牛乳を使用した、濃厚でコクが強く、それでいて後味があっさりという、地元ならではの一品です。ガンジー牛はホルスタイン牛と比べると生息数が少なく、一頭あたりの搾乳量も半分程度のため、希少価値が高いとのこと。牛乳が苦手な人でもおいしく食べられると、観光客の間でも大好評のソフトクリームです。

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お土産のオススメは「紙風船」。新潟県の紙風船づくりの歴史は、およそ100年にもなります。海の荒れる冬場の漁業に変わる仕事として、あるいは、漁師の妻の手仕事として、町をあげて紙風船をつくってきました。昭和初期頃までは全国でもつくられてきましたが、時代の流れとともに業者は減り、今ではほとんどが古くからの産地であるこの地域でつくられています。定番のカラフルなものはもちろん、観賞用としてのトキ(これもまた新潟らしい)やペンギンなどの動物、また、オーダーメイドや名前入りの紙風船もあります!

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農作業だけでなく、地元の歴史・文化に触れ合いながら、地域密着で取り組む「農業で住みます芸人in長岡」の今後にご期待ください。