水を堰き止め、水位の調節や発電などに利用されるダム。その巨大なたたずまいや、自然と人工建造のコントラストなどから観光面でも人気を集め、多くのダムでは「ダムカード」を作成、訪問者に配布しています。また「ダムカレー」のようなグルメや、ダム好きの女性を表す「ダム女」と呼ばれる言葉も登場するなど、近年注目のスポットとなっています。
そんな中、ぜひ観光に訪れてほしい滋賀県のダムを、ダムカードやダムカレーはもちろん、周辺のおすすめ情報も合わせてご紹介いたします。

「永源寺（えいげんじ）ダム」は農業用水の供給と発電を目的に、滋賀県東近江市を流れる愛知川に建設されました。その型式は全国的にも珍しい「重力式コンクリート」と「ロックフィル」の複合ダムで、この型式を日本で最初に採用したのがこの「永源寺ダム」です。また、ダムに流れ込んだ流木を希望者に無料で配布するという、面白い取り組みもしています。

所在地
左岸：滋賀県東近江市永源寺相谷町
河川名：淀川水系愛知川
種類：重力式コンクリートとロックフィルの複合型
目的：かんがい、発電
堤高：73.5 m
総貯水量：22,741,000㎥
管理者：滋賀県
完成年：1972年

永源寺ダムから愛知川をしばらく上ったところにある「道の駅　奥永源寺渓流の里」は、廃校になった旧政所（まんどころ）中学校の校舎を再利用した建物。滋賀県と三重県の県境近くに位置し、日本の原風景が色濃く残る自然豊かな場所です。
施設内にある「ふる里　まなびや」が提供するダムカレーは、複合ダムの形をライスで再現した盛付け。岩魚や鹿肉のフライといったご当地ならではの食材がトッピングされた、食べ応えのある人気メニューです。

価格：800円（税込み）
店舗：ふる里　まなびや（道の駅　奥永源寺渓流の里内）
所在地：東近江市蓼畑町510
営業時間：11：00～17：30
　　　　　※12月～3月は16：30まで
定休日：火曜日（祝日の場合は営業、翌水曜休み）
　　　　年末年始　※11月は無休

ダムカード配布場所
永源寺ダム管理支所
所在：東近江市永源寺相谷町34-7
電話：0748-27-0058

滋賀県では、2018年7月15日（日）から12月24日（月・祝）（予定）まで、「虹色の旅へ。滋賀・びわ湖」と題した観光キャンペーンを開催します。
滋賀県全域を会場とする観光キャンペーンで、220を超える地域観光プログラムの展開や、話題性のあるイベントの開催などを通して、滋賀県の7色の魅力（歴・食・遊・癒・観・買・美）に出会うことができます。滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんをメインビジュアルに起用した公式サイトが公開中です。ぜひご覧ください。

https://www.biwako-visitors.jp/niji-shiga/