
全国に1,093か所ある道の駅。皆さん、道の駅を休憩するだけの場所だと思っていませんか?ご飯を食べたり、お土産を買ったり・・・確かに休憩するにはばっちりな道の駅。でもそれだけじゃもったいない!すぐに車を走らせたくなる道の駅グルメをご紹介します。
童話の里くす(大分県)
大分県玖珠町にある道の駅「童話の里くす」。かなり大きな桃太郎御一行がお出迎え!思わず写真を撮りたくなるような。このスケールに、なんだかわくわくします。テーマパークのような「童話の里くす」。こちらの未知倶楽部おすすめグルメはこちら!

赤おに・青おにパン! かわいらしくて、食べるのがもったいない一品。土日限定のパンもあります。(写真はあおおにパン)

ももたろうセット!真ん中は桃を形どったパン。上下にあるのは金棒をイメージしたツイストパン。欲張りセットと呼んでしまいたい・・・! そのかわいさに最初は戸惑ってしまいそうですが、ぐっと堪えて一口食べればもう止まりません。食べてよし、インスタ映えもよし。ただのパンでないところがポイントです。 そんな道の駅「童話の里くす」がある玖珠町、「童話の里」というだけあって、子どもに聞かせたくなるような伝説に溢れています!

たとえばこの伐株山。山頂へ行くとこのような表記が。
「豊後の国風土紀」という古い本に、昔この郡に大きなクスノキがあって、そのことから玖珠郡の名がついたという伝説が書かれています。
大きなクスノキは郡全体を日陰にし、作物も実らず病人も多いので巨人が苦労して伐り倒しました。
あなたが立っているこの山が伝説のクスノキの伐株だといわれる山なのです。
この話を聞いてから見る山は、不思議な物語の世界のよう。それにしても、形の整った美しい山です。そんな童話の里、玖珠町を訪れてみて下さい。あなたの知らない童話の世界が、そこにはあるかも?
織部の里もとす(岐阜県)

新鮮な朝採れ野菜が評判の道の駅「織部の里もとす」。新鮮なお野菜はすぐに売り切れてしまうので、早いうちに行きましょう!その際、是非ご賞味いただきたいのが併設の喫茶店「和美庵」にある・・

モーニングセット!「えっ、モーニング?」と思われる方もいるかもしれません。また、喫茶店に行かない方には馴染みがないかも。こちら、時間帯限定で好きなドリンクを頼むと、トーストやサラダが付くという仕組み!岐阜や名古屋では馴染み深い文化なのです。
ドリンク一杯分のお値段で、お腹も満たされる。他地域にも根付いてほしい、素敵な文化ですね!
しかもこちらで提供されるサラダは、地元本巣市のお野菜を使用したもの。
朝から美味しいモーニングセットを頂いて、気に入ったお野菜があれば購入。
なんてこともできちゃうかも?
更にこの道の駅には、もう一つ訪れてほしい場所が。

「織部展示館」です。地名の由来となった古田織部に関する展示がいっぱい♪古田織部は千利休の弟子で、織部流の創始者。織部焼はその古田織部の指導によるもの。今や、日本を代表する焼き物です。無料でありながら充実の展示で、織部という土地を理解する学びの場でもあります。
道の駅「織部の里もとす」にはもう一つ見て頂きたいものが!

道の駅の裏手には鉄道の駅があるのです!樽見鉄道樽見線の織部駅。雰囲気がありますね~。やってくる電車は単線。これがまたノスタルジックな世界へと誘います。
今回は大分と岐阜、離れた距離にある道の駅特集となりました。旅行の際に、ほんのちょっとのドライブに、少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか。