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徳島

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出典:http://www.goodhoken.co.jp/ohenro/
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「お遍路」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、お遍路がどんな意味なのがご存知でしょうか。「お遍路」は、約1200年前に弘法大師・空海が通った足跡をたどって四国にある八十八箇所の霊場を巡礼することです。かつてお遍路は、家内安全や先祖供養など、現世や将来を願うものでしたが、近年は古来の目的の他に健康促進やパワースポット巡りなど、様々な目的で巡礼する人が増えてきています。

星の岩屋
出典:http://www.awanavi.jp/spot/2013032502938/

「星谷寺」は四国八十八箇所霊場第十九番札所の「立江寺」の奥の院。弘法大師が、かつて人々を苦しめた悪星を閉じ込めたとされる伝説が残ることから「星の岩屋」とも呼ばれています。「星谷寺」へ向かう参道を進むと滝が表れます。この滝は、滝の後ろ側に回って表を透かして見ることができる「裏見の滝」としても知られています。また、「星谷寺」より、600mほど登った場所には53体の「仏石」があり、渓谷沿いに円すい状に安置されています。近くには大きな銀杏の木があり、紅葉シーズンには素晴らしい佇まいを見せてくれます。見所の多い観光スポットとなっています。

鶴林寺
出典:http://www.awanavi.jp/spot/2013032502679/

四国八十八箇所霊場第二十番札所なのが「鶴林寺」。標高550mの鷲が尾の山頂にあり、紀州や太平洋まで見渡せる風光明媚な場所にあります。山頂までの参道が急斜面であることから「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と言われるお遍路の難所の1つとされ、地元の人や、巡礼者からは「お鶴さん」と呼ばれ親しまれています。境内には樹齢800年以上の杉が立ち並び、歴史を感じさせます。弘法大師がこの山を訪れると小さな黄金の地蔵さんを2羽の鶴が守っていたそうです。大師は、近くにあった霊木で、地蔵菩薩を彫りその中に黄金の地蔵さんを納め本尊とし、お寺の名前を「鶴林寺」にしたと言い伝えられています。本堂の両脇には仁王像と、開山のきっかけになった一対の白鶴の像が立っています。

ひなの里かつうら
出典:http://www.its-mo.com/

そんな四国八十八箇所霊場の順路の近くにあるのが「道の駅 ひなの里かつうら」です。県道徳島上那賀線沿いにある道の駅。食事処の「みやこ家」では、本場讃岐で修行した大将が打つ讃岐うどんが味わえる人気のお店。「打ちたて・茹でたて」にこだわった本格うどんは何杯も食べたくなる美味しさです。また駅内では特産のみかんや貯蔵みかん、勝浦産のオリジナル商品も購入できますよ。お遍路の途中の休憩にぜひ「道の駅 ひなの里かつうら」にお立ち寄りください。